No.002頚椎神経根症と診断された方のしびれの治療
- 患者情報
- 40代
- 男性
- 獣医師
- 初回来院
- 2016年27月
- 症状
半年前より右肩の痛み(肩甲骨内縁)〜指先にしびれが出ていた。
自分でストレッチをするとしびれが軽減していたので、そのまま過ごしていた。
来院1ヶ月前より症状が強くなり、整形外科を受診。
「頚椎症性神経根症」と診断される。
その後、近所の整形外科・接骨院・鍼灸院などで治療を受けるが、
改善しないため来院。
治療内容と経過
初診)
体幹のねじれをとる調整と、頚椎の調整を行う。
頚椎の調整を、頚椎の角度を修正しながら微量の刺激で調整。
その場で右手の母指・示指のしびれがなくなる。
次に座位にて肩こりのパターンを調べて、その調整。
肩甲骨の烏口突起の調整。
肩・肩甲骨の痛み・違和感消失。
2診目)
前回から、9日ご来院
初めよりかなり症状が改善。
が、まだ、しびれと肩の痛みあり。
前回同様調整。
痺れ痛み取れて0になる。
3診目)
5日後来院
痺れ・痛みはない。
なんとなく肩甲骨〜脇にかけて違和感がある。
前回同様調整。
4診目)
1週間後来院
症状なし。
症状はないが、重箱の隅をつつくような検査で調整すべき部位があったので施術。
治療終了
- 同時に治療した症状
肝臓の治療。
毎晩晩酌をするという事と、腹診をすると肝臓部分が腫れていたので施術。
右の肩〜肩甲骨の張りは、肝臓も関係していたと考えられる。
- コメント
病院では頚椎症性神経根症と診断されていたが、実際のところはそうではなかった。
神経根部の問題が0ということはないが、実際に症状を強く引き起こしているのは、
右の肋骨下垂、右肩甲骨変位からくる肩周辺のコリだった。
肋骨、肩甲骨の問題には肝臓も関係していたため、肝臓調整を加えて、
少ない回数で改善できた。