No.010うつ病と診断されている患者様の頚椎ヘルニア
- 患者情報
- 50代
- 男性
- 求職中
- 初回来院
- 2016年27月
- 症状
頚椎ヘルニアによる左の首〜肩〜腕にかけての激痛。
6月20日の早朝から症状が出始める。病院でMRIを撮り頚椎ヘルニアと診断。
現在まで、ペインクリニックでの週1回のブロック注射。
リリカ(強い鎮痛剤)を1日に75ミリを 朝2回 昼1回 夕1回 寝る前2回
飲むんでいる。
それでも、寝てる間痛くてあまり眠ることができないとのこと。
治療内容と経過
●初診 7月28日
座位にて検査。
脊柱、骨盤、頚椎をチェック。
脊柱・骨盤・頚椎の歪みを確認。
治療:「一発調整」「サンシハン」「骨盤捻転」で体の捻じれを整える。
「リモコン操法」で頚椎の調整。
「頚椎捻転」で2ミリの調整。
「烏口突起」の調整をして終了。
直後は痛みがかなり減った。
●2診目 7月29日
昨日施術して、寝るまでは痛み減っていたが、
明け方から朝にかけての痛みは強い。
同様手技にプラスして
鬱を長く患っているとのことなので、前頭葉・扁桃体・海馬に対するアプローチをしていく。
薬の毒を抜くために、肝臓に対する施術も行う。
3診目 8月1日
今朝まで調子良い感じだったとのこと。
同様治療
4診目 8月4日
全体的に痛む頻度が減っている。
同様治療
5診目 8月8日
今回の施術より鍼治療も加える。
初診時は鍼治療に抵抗があったが、症状が改善していることもあり、
より良くなるのであればやってみたいとのことで鍼を行う。
鍼は経験がないということなので、「ていしん」という刺さない鍼にて施術。
手技:「オウダ」「サンシハン」「骨盤捻転」「リモコン」「頚椎捻転」
鍼:完骨 合谷 太陽
6診目
かなり良くなっている。
リリカ 朝1回 昼1回 寝る前2回に減った。
ブロック注射は効果がなかったので、当院行き始めてから行っていないようである。
7診目 8月16日
痛み・頻度ともにかなり減っている。
8診目 8月23日
痛みは無くなった。小指の先の痺れが残っている。
現在はリリカ飲んでいない。
本来はもう少しし治療して、痺れなで改善させたかったが、
患者本人の希望で治療を終了した。
- 同時に治療した症状
うつ病に対しての、前頭葉・扁桃体・海馬への治療
薬による負担からの肝臓・副腎などの臓器への治療
- コメント
ブロック注射・リリカでも夜の激痛を鎮痛できないというパターンは結構ある。
そういう時こそ、鍼灸や整体の出番である。
患者自身が訴える痛みはかなり強烈だということだが、
実際来院している時はリリカが効いているのか、あまり痛みを感じていないような様子である。
途中から前頭葉・扁桃体・海馬の調整を加えたのは、
この辺の問題があると、痛みをより強く感じてしまう傾向があるからである。
うつ病の場合、この部位に問題があるので、今回の強い痛みに対して一役買っていると考え調整した。
5診目から鍼を加えたのも良かったようである。
患者自身もより改善した感じと喜んでくれた。
首の問題だけと捉えて治療していたら、
改善するスピードは遅くなっていたのではと考える。