No.0212017年の秋から続く朝のダルさと頭痛と発熱
- 患者情報
- 10代
- 女性
- 中学生
- 初回来院
- 2018年27月
- 症状
中学2年生の秋頃から、朝起きるときの強いダルさ・頭痛・熱が出始める。
福岡大学で診察・検査を受け、【起立性調節障害】と診断される。
血圧が低いため、昇圧剤を服用中。
食欲〜あり
睡眠〜よく眠れる
生理〜順調
大便〜1回/2日
小便〜4回/1日
治療内容と経過
●初回 10月27日
初回で緊張も強いため、鍼は行わず整体のみの施術。
側弯+ 頭部の歪み+ 首こり・肩こり+
捻れ歪みを取る調整を中心に行った。
手技)
オウダ・サンシハン・骨盤捻転・リモコン・頚椎調整・頭蓋調整
●2診目 10月31日
症状は変化なし。
今朝もダルさ・頭痛・微熱。
熱は37.8度
今回も手技療法のみ
脳の調整・脳脊髄液の循環調整・オウダ・サンシハン・骨盤捻転・リモコン・頚椎調整・頭蓋調整
●3診目
少し良いような感じがするとのこと。
今回から鍼治療を加えていく。
刺す鍼ではなく、刺さない鍼にて調整。
主に【気滞】に対して氣の流れをスムーズにする鍼を行う。
●4診目
熱の出る頻度は減っているが、未だ38度の熱が出ることもある。
今回から今までの調整に加えて、扁桃の調整を行う。
慢性的に扁桃に炎症がある場合、自律神経の機能と免疫機能が乱れ、
起立性調節障害の症状や慢性微熱を発することが多いため。
扁桃に対するツボを選穴。
扁桃7点に鍼。
扁桃7点に家庭でお灸するよう伝える。
●5診目
発熱することはほぼなくなってきている。
●6診目
2週間空けたが発熱なし
朝自分で起きて学校に行っている
●7診目
1度だけ37度後半の熱が出るが、それ以外は問題なし。
●8診目
2週間空けて来院。
これまで症状出ず。
今回で治療終了
- コメント
体の捻れや、氣の流れを調整して行ったことも効果的だったが、
一番は扁桃への調整が一番効果があったと感じている。
起立性調節障害の子供は、ほとんどと言っていいほど【口呼吸】である。
そのため扁桃に慢性的な炎症がある子が多い。
実際に風邪をひくと急性扁桃炎が起こる子も少なくない。
また、家庭でのお灸を毎日実行してくれたことが早期改善に繋がった。
このように、鍼灸・整体での施術というのは、
あくまで改善の手助けをするだけのものである。
ご家庭で親御さんと患者自身が主体的に改善に取り組むと、
改善が早く見られることが多い。
- 患者さんの声
M・Y様 福岡県 14歳女子 中学3年生
微熱・頭痛が続き投稿できない日が多かったのが、数回の施術で発熱しなくなり、体調も良くなってきて、学校に行ける日も多くなってきました。体調が良くなったせいか、以前より明るくなったような気がする。※あくまで個人の感想です。結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。