No.030三叉神経痛の手術経験ある方の三叉神経痛
- 患者情報
- 40代
- 女性
- 会社員
- 初回来院
- 2021年12月
- 症状
左三叉神経痛
?年前に三叉神経を圧迫している髄膜腫の切除。
その後少し落ち着いていたが、痛みが再発して来院。
痛みは三叉神経中枝(真ん中の枝)の領域に主に出る。
治療内容と経過
現在(2022年6月)すでに1年以上治療をしているが、
体調により症状が悪化したり寛解したりする。
初期は手の鍼(高麗手指鍼)のみで対応。
来院時よりも痛みは落ち着いてくるが、気候やストレスなどで症状が強くなることがあり、
もう一つ決め手が欲しいので、三叉神経痛に関係のあるコリのルートに直接鍼をしていく体の鍼(ルート治療)を追加し始める。
より症状が落ち着いてくる。
2022年2、3月ごろから痛みがかなり強くなる。
2週間に1回のペースで施術をしていたが、
痛みに中々変化出ず。
2022年6月、以前手術をした病院でなく世界的に有名なある脳神経外科医に連絡する。
「髄膜腫はきちんと取り去らないと、また大きくなってくる場合がある。前の手術は当たり障りのない範囲で無難な手術をしたので取りきれていないのでは?」との事。
実際、術後にそのように伝えられたらしく、おそらくは髄膜腫がまた神経に触れる様になってきているのかもしれない。
それ以降の施術。
手の鍼で関連する気脈・経脈に刺鍼。
主に胆経・三焦経・腎経・胃経。
顔・三叉神経相応点。
耳の鍼(バトルフィールド鍼灸・BFA)
この二つを組み合わせて治療。
痛みが大幅に緩和される。
髄膜腫手術をするかどうかは、今後の脳神経外科での診察による。
当院では痛みの緩和を主に今後も施術していく。
- 同時に治療した症状
首コリ
- コメント
初期は手の鍼のみで対応していた。
ここ最近の激しい痛みには耳の鍼(バトルフィールド鍼灸・BFA)が著効したと思われる。
今後も状況により適宜施術を変えながら対応していく。