No.024糖尿病・ホルモン剤を使っているバネ指の患者様の症例
- 患者情報
- 50代
- 男性
- 会社員
- 初回来院
- 2019年02月
- 症状
右手の薬指と小指が曲がったままで伸びない。
無理やり伸ばすと、指に激痛が走る。
治療内容と経過
●所見
姿勢が円背(猫背の強い感じ)で、頚椎・胸椎ともに可動性がとても低い。
仰臥位で寝てもらうときは、枕を二つ重ねでやらないと寝れないほどである。
筋肉が相当硬く、タイヤのゴムのようである。
既往として、糖尿病・前立腺癌があり、
現在ホルモン投薬中。
糖尿病のa1cの数値は7を超えている。
●施術
1回目)
体全体の捻れの調整。
肝臓の調整・膵臓の調整。
鍼により肝臓と膵臓・脾臓の経絡に対しての調整。
頚椎の調整。
肘・手首・手の骨の調整。
バネ指の腱の調整。
指の動き、ほぼ変化せず。
5回目)
ほぼ同じ施術。
週1回ペースで施術をしているが、ようやく施術をすると動きが回復してくるように。
しかし、1週あけてから来院すると、
再び同じ状況に・・・
11回目)
歪みに対する調整をほぼ同じ。
内臓に対する処置を経穴を変えながら調整している。
メチレーション問題や脳の調整も少しずつ加えていく。
施術中に指の曲がりが回復するのも早くなってきた。
13回目)
指の痛みはだいぶ減っているようであるが、朝方曲がったまま固まっているのは相変わらずである。
薄皮を剥がすように改善している感じ。
- 同時に治療した症状
肝臓・膵臓・頚椎など
- コメント
考察)
糖尿病とホルモン療法の二つの壁が大きいと痛感する症例。
それでも真面目に週1回ペースで来院されるので、当院の患者の中ではかなり変化の遅い方ではあるが、
少しずつ改善していっている。
治療継続中であるが、今後も内臓の調整は必須である。
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